‘11人もいる! まとめ’ カテゴリーのアーカイブ

才悟(加藤清史郎)を連れ、家出した恵(光浦靖子)も無事、川越の実家から帰り、一度はいなくなったメグミ(広末涼子)もまた姿を現し、真田家に笑顔が戻った。だが、一男(神木隆之介)は滑り止めで受けた大学に、見事落ちてしまう…。担任の尾女田(小松和重)にも、「偏差値48の私大に落ちたやつが国立なんか受かるわけはない。受かったら、卒業式に舘ひろしのコスプレで出てやるよ」と言われた一男だったが、大方の予想を裏切り、第一志望の国立大学に補欠ながら無事合格する。そして、実(田辺誠一)は60回ローンで念願の一眼レフを手に入れ、三子(金井美樹)は高校生に、五月(赤石那奈)は中学生になった。ヒロユキ(星野源)も再就職を決め、ようやく真田家を出て行くことに。住まいの老朽化が深刻化する中、真田家の春は瞬く間に過ぎていき…。

才悟(加藤清史郎)と恵(光浦靖子)以外には見えない、幽霊のメグミ(広末涼子)が家族の一員と認められ、真田家は増えたり減ったりしながらも無事に新年を迎える。ソアラ(野村麻純)と仲直りした一男(神木隆之介)は、大学進学を決意し、受験勉強に忙しい毎日。才悟(加藤清史郎)も、メグミと話したいという家族に乞われて、通訳に精を出す。そんな中、実(田辺誠一)が突然、普通の父親のように振る舞い始める。実は、メグミと恵がママ友のように仲良くしているのは、自分の悪口で盛り上がっているからだと勝手に想像し、非難されない父親になろうと決意したのだが…。

実(田辺誠一)の留守中、カフェ「日だまり」に、9年前にメグミ(広末涼子)を殺した加害者・外山(高橋一生)がやってくる。外山は初対面の恵(光浦靖子)に、服役中に幽霊となって刑務所に出てきたメグミに惹かれ、人間と幽霊、加害者と被害者の壁を乗り越え、道ならぬ恋を続けてきたと告白。出所後も妻子のいる身でメグミとの不倫デートを重ねてきたという外山は、ついに家族を捨ててメグミにプロポーズする決意だと告げ、恵を驚かせる。そして、実がいる時に改めてあいさつに来ると言うと、去り際に才悟(加藤清史郎)にもメグミが見えているはずだと断言。ついに、才悟が幽霊のメグミとコミュニケーションを取っていることがみんなにバレてしまう。信じられないという一同に対し、恵は驚きの事実を口にして…!?その数日後、兎ちゃん(きたろう)は川越に帰って行く。一方、ソアラ(野村麻純)から、一緒にいても楽しくない、結婚も考え直したいと言われた一男(神木隆之介)は、居ても立ってもいられず…。

一男(神木隆之介)は結婚の許しを請うため、実(田辺誠一)とともにソアラ(野村麻純)の実家を訪問。元ヤクザの父・ヒロミ(柳沢慎吾)が醸すそこはかとない迫力にたじろぎつつも、一男は立派に夫、そして父になる覚悟を伝え、男としての責任を果たすとヒロミに告げる。その帰り道、実は一男に、恵(光浦靖子)との結婚する前、川越にある恵の実家にあいさつに行ったときの話をして…。そんな中、真田家では、双子の六助(福島北斗)と七男(福島海斗)が、同じ女の子を好きになったのをきっかけにやたらと張り合うようになり、ケンカが頻発していた。実と恵(光浦靖子)はそれぞれの個性を尊重しようとするが、二人があまりに似ているため呼び間違いは日常茶飯事。それが、どちらかと言えば少しだけ出来が悪い六助の心に、微妙な影を落とし始める。一男はそんな弟たちの騒動には目もくれず、ソアラの…。

ソアラ(野村麻純)のお腹には自分の子どもがいると告白した一男(神木隆之介)は、怒ったサム(RED RICE)に頭突きされ、3日間眠り続ける。夢の中で、メグミ(広末涼子)に追い返され、死の淵からなんとか生還した一男だったが、頭突きされたときのことはまったく覚えていなかった。退院後、再びサムに会いに行った一男は、ソアラ(野村麻純)との結婚の許しを願い出る。健気に思いを伝える一男だったが、数日前と一言一句違わぬ言葉を繰り返すその姿は、逆にサムを震え上がらせて…。そんな中、三女の五月(赤石那奈)が、同じクラスに転校してきたばかりのイケメン・白鳥卓郎(渡邉甚平)から、告白されるという事件が起きる。食べることにしか興味のない五月に湧いた突然の恋愛騒動に、真田家は大盛り上がり。ところが…。

ソアラ(野村麻純)に妊娠したと告げられ、驚きのあまり動揺を隠せない一男(神木隆之介)。とは言え、このままではいけないと決意。ソアラの彼氏・サム(RED RICE)に真実を告げようとするが、サムの迫力に怖気づきどうしても言い出すことができない…。同じ頃、真田家では底抜けの明るさと元気が取り得の次男・四郎(平岡拓真)が、学校でいじめにあっているらしいことが判明する。よくよく聞いてみると、服を脱がされたり、金を取られたり、無視されたりと、かなりひどいいじめにあっているようなのだが、本人はまったく自覚がない。”いじめ”ではなく”いじられキャラ”だと屈託のない笑顔で答える四郎に、さすがの実(田辺誠一)も驚きを隠せず、兄弟たちも四郎に憐れみの眼差しを向ける。翌日、心配した恵(光浦靖子)が、四郎の担任に会いに行く。担任の調査により、同級生らはいじめを認め、四郎に謝罪。これで一件落着かと思えたが、いじめは別の同級生にターゲットを代えただけで続行されて…。

バイト先の先輩・ソアラ(野村麻純)に誘われるまま、勢いでベッドインしてしまった一男(神木隆之介)は、ソアラに超怖~い彼氏・サム(RED RICE)がいることを知り、愕然とする。そんな中、アイドルにあこがれる次女の三子(金井美樹)が、男性誌のミスコンの書類審査に合格する。グランプリには100万円が贈られるとあって、実(田辺誠一)をはじめ真田家のテンションは一気にアップ。メグミ(広末涼子)も三子は自分に一番似ていると上機嫌だ。ところが、一次面接で志望動機はお金のためと明言し、審査員の笑いを誘った三子とは対照的に、明るくてかわいくて、堂々と自己アピールする森園レイカ(阿部菜渚美)を見た三子は、すっかり自信を失ってしまう。そんな三子を優しく抱きしめ、審査員は三子のかわいさだけじゃない魅力に気づいていると励ます恵(光浦靖子)。一方の一男は…。

久しぶりの仕事でゲイバーの撮影に出掛けた真田家の父・実(田辺誠一)は、ポニーという源氏名で働く長男・一男(神木隆之介)と遭遇してしまう! 一男は家計のため止むに止まれず、家族に内緒で時給の高いゲイバーで働いていたのだが、実は一男がゲイだと勘違い。この先、一男をどう扱うべきか、母・恵(光浦靖子)とともに頭を悩ませる。そんな中、高校2年生の長女・二子(有村架純)が、男の先輩と漫画喫茶に出掛けたまま夜遅くまで帰ってこないという出来事が起きる。一男は二子を心配するが、実と恵は一男のことで頭が一杯で、まったく気が回らない。さらに、お金のために働いていただけだという一男の言葉も聞き入れず、ゲイだと決めつける始末…。そんなとんちんかんなダメ親に…。

真田家の父親・実(みのる)はカメラマンだが仕事がない。母親の恵(めぐみ)はカフェを開いているが客は来ない。なのに子どもは8人。いわゆる”貧乏子だくさん”な一家を、新聞を配りガソリンスタンドで働く高校3年生の長男、一男(神木隆之介)が支えている。一男は実(みのる)いわく「長男性背負い込み症」。自分を犠牲にしてでも家族のために尽くすのが長男だと考え、なんでも一人で背負い込んでしまうため、いつもどこかイライラしていた。当然、お気楽な実との折り合いも悪い。借金を頼みに行くのも一男の役目。だが、頼みの綱の叔父も、会社の社長が多額の借金を残し出奔してしまい、それどころではないという。いよいよ切羽詰まった一男は、学校を休んで新たなバイトを始めるが…。1週間後、一男の欠席がばれ、真田家では家族会議が開かれる。ちゃぶ台の周りには1、2、3…11!? 10人家族の真田家に現れた11人目とは!?

『木更津キャッツアイ』(2002年)や『タイガー&ドラゴン』(2005年)などテレビドラマの脚本家としてはもちろん、俳優、演出家、ミュージシャンとしても活躍する才人、宮藤官九郎がこの秋、『未来講師めぐる』(2008年/平均視聴率9.1%)以来、金曜ナイトドラマで3年ぶりに筆を執る。宮藤は昨年、連続ドラマ『うぬぼれ刑事』で、優れたテレビドラマの脚本作家に与えられる向田邦子賞を獲得。これまで以上に注目が集まる中、受賞後初の連ドラ作品としてこの『11人もいる!』を発表する。